院長あいさつ

                                       
 

国立病院機構沖縄病院
院 長   川畑   勉

  沖縄病院のホームページをご覧いただき有り難うございます。そして平素から国立病院の医療に対するご理解と御支援を賜り感謝申し上げます。
 当院は蔓延する結核に対する診療・療養施設として昭和23年8月に沖縄民政府公衆衛生部金武保養院として創設されました。その後、琉球政府立金武保養院、国立療養所金武保養院、国立療養所沖縄病院、そして国立病院機構沖縄病院と名称変更があり、今日に至っています。今後とも国の政策医療を担うことに変わりはなく、これまで通り沖縄県の地域医療の枠組みの中で結核を含む『呼吸器センター』、沖縄県唯一の『難病医療拠点病院』、『肺癌に特化したがんセンター』的な機能をさらに推し進め、診療内容を充実させて患者さんの要望に応えられるような治療成績の向上に努めます。平成27年9月に神経内科(筋ジス)病棟が竣工し、12月に無事引っ越しが終わりました。そして、本年12月末には本館の建て替え工事が完了する予定です。来年春には全ての診療科が新病棟での診療となります。
 
1.今後も増えることが予想される認知症・パーキンソン病をはじめとする神経内科疾患の診断と治療において、診療領域の拡大とMRI,脳波、神経超音波検査を駆使し、専門領域のさらなる向上に努めるとともに臨床研究面もさらに充実させるべく、『脳・神経・筋疾患研究センター』を平成28年1月に開設し、広く国内外に研究成果を発信しています。
2.肺癌診療の拠点として、年間200例以上の肺癌の新患の診療に気管支内視鏡治療、低侵襲(胸腔鏡)手術、放射線治療、化学療法を駆使した総合的な治療を提供しています。治療方針の決定には生検組織や胸水から遺伝子検査を実施し、臨床病期と合わせて患者さんにとって最良の医療を実践しています。また定期的にキャンサーボードと呼ばれる呼吸器外科専門医、呼吸器内科専門医、放射線治療専門医、病理専門医で治療方針を検討する会議も開いています。
3.緩和ケア医療はさらに充実した医療・看護の提供をめざします。緩和ケア専門医・心療内科医・認定看護師を含む職種を超えたチームで取り組んでいます。
4.内視鏡室(気管支鏡・消化器内視鏡)を一層充実させ、痛みのない検査や内視鏡治療の技術の向上に努めています。特に消化器内視鏡部門は女性医師が加わりましたので、地域の皆様がお気軽に受診していただければと思います。
5.地域連携室の機能強化をはかりましました。他医療機関との連携を深めます。
 今後とも地域の皆様から「安心・安全」と「信頼・信用」される病院となるこ
とを心がけ、『患者様の立場を尊重する』病院の理念に基づき、『ちむぐくる』で良質の医療・看護を提供いたします。
 
平成29年4月  院長 川畑 勉