外科

特徴及び診察内容

 沖縄病院も創立70年を迎えました。人生でいえば七十古来稀なりといわれた古稀にあたり歴史の重さを感じます。
 外科医減少といわれる時代、世の流れに違わず現在当院では4人体制(一人は緩和併任)で外科診療に取り組んでおります。それでも呼吸器外科手術症例数では県内では最多ですが、なかでも難易度の高い中枢気道進展病変を有する肺癌に対しても薬物療法、放射線治療を組み合わせ、気管支・血管形成を伴う手術も行っております。
 当グループで取り扱う特筆すべき治療として硬性鏡を含めた気道インターベンション治療があります。肺癌や縦隔腫瘍による気道狭窄は非常にクリティカルな状態ですが、内視鏡的あるいは外科的治療で劇的に症状が改善します。
 非常にストレスフルな治療ですが、麻酔医を含めたチームワークで積極的に取り組んでおります。分子標的薬剤や、がん免疫療法の登場で肺癌診療は大きな変換期を迎えています。そのなかで外科医の役割も大きく変わりつつあります。薬物治療選択のため分子・遺伝子情報が重要となり組織採取を目的とした外科的生検のほかに、内科的治療が難渋した症例、これまで手術適応とならなかったより困難な症例が増える可能性があります。外科医としての技の修練を忘れず、後進に伝えていく環境作りに取り組んでいきます。
 今年は元号がかわり新しい時代がはじまります。治療技術は変われど、患者さんや家族の思いは変わらないと思います。医療人としての心を忘れずに、新たな道を模索し展開する所存です。

医師紹介

院長 川畑 勉(かわばた つとむ)
外科部長、臨床研究部長、手術部長 河崎 英範(かわさき ひでのり)
外科医長 饒平名 知史(よへな ともふみ)
呼吸器外科医師 平良 尚広(たいら なおひろ)
緩和医療科医長、消化器外科 久志 一朗(くし かずあき)