ピロリ菌外来のご案内

2013年2月22日から慢性胃炎(胃カメラで確認)でピロリ菌が陽性の患者さんに対する除菌治療が保険適用となりました。

ピロリ菌に対する除菌治療はこれまで主に胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者に対してだけ、ピロリ菌除菌治療が保険適用となっていましたが今後は慢性胃炎だけでもピロリ除菌として内服治療ができます。1回目のピロリ除菌の成功率は約70%です。

現在、日本人の2人に1人はピロリ菌が胃内にいます。ピロリ菌は胃粘膜に炎症を起こし、慢性胃炎、胃、十二指腸潰瘍、胃癌の原因になります。WHO(世界保健機関)ではピロリ菌が胃癌の確実な原因の一つであることを認めています。日本ではピロリ菌陽性者の胃癌発生率は年率0.4%~0.5%です。

当院のピロリ菌外来では、胃カメラで慢性胃炎が認められた場合にピロリ菌陽性の人に対して、保険適用にてピロリ除菌を行います。

ピロリ菌外来:火曜日・木曜日 8:30~12:00

2013年2月22日 消化器病専門医、内視鏡専門医、総合内科専門医 樋口 大介