呼吸リハビリテーションのご案内

呼吸リハビリテーション1週間あるいは2週間プログラムへの参加のお勧め(息切れでお悩みの方へお勧めいたします)

沖縄病院では、慢性肺疾患(たばこ肺、慢性気管支炎、肺結核後遺症、慢性喘息など)による息切れのために日常生活が制限されている方に、ご自分の肺の状態を理解し、うまく管理し、より質の高い生活を送っていただけるように、呼吸リハビリテーションプログラム(1週間あるいは2週間入院)を作成し、みなさまのお役にたてる様に準備しております。

プログラムへの参加をお待ちしております。

呼吸リハビリテーションの目的

現在の肺の状態を正確に把握し、栄養状態、筋力の状態など呼吸に影響を与える全身の状態を評価します。

そのうえで、より体に負担の少ない呼吸法、呼吸を補助する筋力の訓練法、効果的な食事方法、カロリー量などについて学習していただくとともに、実際の訓練法を体験していただき、日常生活に積極的に取れ入れて、よりよい生活を送っていただく事を目標とするものです。

呼吸リハビリテーションの効果

  1. 病気の悪化を予防したり、急性悪化を予防する。
  2. 現在の症状を軽くし、日常生活をより快適に過ごせるようにする。

呼吸リハビリテーションで学ぶ内容

  1. 息切れ、動悸、食欲低下、不安感などがどうして起こるのか?(呼吸のしくみ、自分の病気について正確に理解する)
  2. 症状をコントロールし、軽減させる(効果的な呼吸法と、悪化の兆候、その対処法を学ぶ)
  3. 処方される薬の作用、使用法、副作用について学ぶ
  4. 日常生活の中でできる効果的な運動方法を学ぶ(どのような運動内容、頻度、強さが適当かについて体験し理解する)
  5. 体重のコントロール(どのような食事が効果的で、その量、回数、時間などについて学ぶ)
  6. 禁煙の効果的な方法

ご参加にあたっての注意点

このプログラムを効率的に行うために二週間の入院が必要です。このプログラムはリハビリの内容を日常生活でも行ってもらうための導入となるものです。

プログラムの終了がリハビリの終了ではありません。むしろプログラムの終了後も日常生活の中でリハビリを継続していくことが大切です。このことをよくご理解の上で是非ご参加ください。

参加申込方法

当沖縄病院の外来受付で、呼吸リハビリテーションへの参加希望を申し出てください。

外来である程度の全身状態、呼吸機能のチェックを済ませてから入院の日程を決めます。入院してからのプログラム内容については外来担当医、諸費用などについては医事課でお問い合わせください。

包括的リハビリテーションのご案内

息切れでお悩みの方は「包括的リハビリテーション」が有用です。「包括的リハビリテーション」とは、息切れを軽減し、日常活動度の向上を図るものです。

息切れでお悩みの方は、下記へご相談ください。

担当仲本 敦、他呼吸器内科医師
日時月~金曜日(8:30~15:00)
場所外来診察室
受付内科外来
お問い合わせ
098-898-2121
担当:仲本 敦(内科部長)へお気軽にお電話ください。