放射線科

特徴及び診察内容

放射線科の診療業務としては各診療科から依頼されたCT、MRI、RIを中心とした画像検査の読影(画像所見を報告する)が主体となっています。

また、当院では地域医療連携室を通してCT、MRI、RI、骨密度の検査依頼も引き受けています。所見(レポート)については、翌日までには郵送いたしますが、至急な場合はFAXでも対応いたしております。

医師紹介

役職 氏名
放射線科医長 大城 康二 (おおしろ やすじ)

組織及び活動内容

放射線科は放射線診断専門医1名、放射線治療専門医1名、診療放射線技師7名、受付1名の10名構成です。

各診療科からの依頼により、各種検査や放射線治療業務を行っています。

 

資格取得一覧

資格名 人数(名) 資格名 人数(名)
第1種放射線取扱主任者 2 肺がんCT検診認定技師 3
第1種作業環境測定士 2 X線CT認定技師 2
衛生工学衛生管理者 2 放射線治療専門放射線技師 2
第一種衛生管理者 1 放射線治療品質管理士 2
ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2 医療情報技師 1
エックス線作業主任者 2 放射線管理士 3
検診マンモグラフィ撮影認定技師 2 放射線機器管理士 3
検診マンモグラフィ精度認定技師 1 医療画像情報精度管理士 2
臨床実習指導教員 1

放射線科の装置について

一般撮影装置

一般撮影と呼ばれていますが、X線を用いて胸部や腹部そして脊椎や四肢など骨の撮影を行っています。当院ではFPD(フラットパネルディテクタ)を導入しており、撮影時間の短縮や被ばくの低減が可能です。

X線TV装置

X線を用いて胃や大腸など体内を透視し、TVモニターで観察しながら撮影できる装置です。
胃透視など消化管撮影や大腸ファイバー、気管支ファイバー等の検査が行われています。
嚥下機能(飲み込み)を調べる検査も行っています。

骨密度測定装置

骨密度とは骨を構成しているカルシウムなどのミネラル類が、骨にどれくらい詰まっているかを表すもので、骨の強さを示す指標です。骨粗鬆症の診断によく用いられます。
当院では、令和3年11月より微量なX線を用いたDXA法による骨密度測定装置を更新導入しました。DXA法は他の方法に比べ測定精度が高いのが特徴です。当院では腰椎、大腿骨頚部で測定しています。

CT検査

X線を360度回転しながら照射し、透過したX線をコンピュータで解析することで体の断層画像が得られる装置で全身の検査が可能です。様々な角度からの観察や3D作成も可能です。

MRI検査

強い磁力と特殊な電波の力によって、人体内部の構造を鮮明に見ることが出来る画像診断装置です。頭部、腹部骨盤領域、四肢など全身のいろいろな部位の断面や血管の画像を観察することが出来ます。また、放射線を全く使用しないので被ばくの心配はありません。

核医学検査(RI検査)

RI検査は微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を使って病気の有無や体の状態を調べる検査方法です。目的とする臓器や組織に特異的に集まる物質にラジオアイソトープを標識して注射や吸い込む方法で投与します。全身の骨や腫瘍の検査、脳血流による早期認知症診断、心筋の検査等が行われています。

乳房撮影装置

マンモグラフィと呼ばれ乳房専用の撮影装置です。専用の装置で撮影することで、腫瘍や微小な石炭化の描出が可能となり、乳癌の早期発見やがんの広がりを診断することが出来ます。当院ではマンモグラフィ撮影技術認定を受けた女性技師が撮影を担当しています。

放射線治療装置

放射線は目に見えず体に当たっても何も感じませんが、体の中にある病気を治すことが出来ます。ただ放射線には副作用もありますので、病気のあるところに放射線を集中して治療する必要があります。リニアックは非常に精度の高い装置です。精密な計画のもとに、正常な範囲にはなるべくあたらないように行われています。肺がんや頭頚部、骨などの悪性腫瘍のほか腫瘍による疼痛の緩和にも用いられています。

詳しくは放射線治療科をご覧ください。