地域包括ケア病棟のご案内

独立行政法人国立病院機構 沖縄病院は、2019年7月より「地域包括ケア病棟:40床」の運用を開始いたしました。

新型コロナウイルス(COVID-19)に対応する病棟再編により、現在は一時閉鎖しております。

地域包括ケア病棟とは

急性期治療を経過し、病状が安定した患者さまに対して、ご自宅や介護施設への早期復帰を目的として治療や準備・支援を行う病棟で、すぐに在宅や施設へ退院するには不安がある方を対象としています。在宅復帰の準備を整え、安心して地域へお戻りいただけるよう、お手伝いすることを目的としています。

地域包括ケアの対象となる方

在宅(自宅)、在宅強化型介護老人保健施設や特別養護老人ホーム・有料老人ホーム等の介護施設への移行をご希望の方が対象となります。

対象となる方の例

  • 他院での入院治療により病状は改善したが、当院でもう少し経過観察が必要な方
  • 急性期治療後も、継続した積極的リハビリが必要な方
  • 日常生活に不安があるため、様子を見ながら在宅や施設へ帰る準備を進めたい方
  • 介護サービス調整、在宅改修などで在宅での療養に一定の準備期間が必要な方

入院期間について

地域包括ケア病棟への入院期間は、入院(転棟)から最長60日を限度としています。

入院後の戻り先や、患者さまの病状、状態に合わせて調整いたしますので、ご相談ください。

入院費について

入院費の計算方法は、今までとは異なり「地域包括ケア病棟入院料」を算定いたします。入院費は定額で、リハビリテーション・投薬料・注射料・処置料・検査料・入院基本料・画像診断料、ほとんどが含まれており、医療保険、高額医療費助成の対象となっております。

治療内容によっては、一般病棟より自己負担が増額する場合もありますが、月の医療費の負担条件が定められていますので、一般病床の場合と負担上限に大きな差はありません。(70歳以上では、ほとんどの場合、増額はありません。)

※食事代、個室料金などはベッド料金がかかります。

かかりつけの先生方や医療関係者・施設等業者さまへ

在宅復帰支援計画書に基づき、主治医をはじめ看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーが協力し、患者さまの在宅復帰に向けた準備を行っていきます。

ご相談・お問い合わせ先

独立行政法人国立病院機構 沖縄病院 地域医療連携室
098-898-2121(病院代表)
FAX:098-898-6433(地域医療連携室 直通)